20170620152959

国宝「ケルズの書」、図書館「ロングルーム」

f:id:hito-k:20170724205502j:plain

(Photo: Trinity College Dublin)

 

先週末、引っ越ししたその日に、

新しいフラットメイトと、トリニティカレッジに行ってきました。

と言うのも、カレッジで研究員をしている知人のおかげで、

本来有料の展示物を、タダで見学できるから。

そりゃ行くしかないでしょう!ありがとう、Nさん!

 

今回はトリニティカレッジと、その中の様子を書いとこうと思います。

 

 

トリニティカレッジとは

以前、Student Leap Card作りに行ったときのブログで、

概要と紹介動画とか載せてたかと思います。

 

 

アイルランド最古の国立大学で、創立は1592年。

2016年、アイルランドでは第1位、ヨーロッパ内第35位の名門校。

 

この大学出身で、有名な人と言えば、

ガリバー旅行記」のジョナサン・スウィフト

幸福の王子」のオスカー・ワイルド

初代アイルランド大統領のダグラス・ハイドなどでしょうか。

 

 

19万m2の広い敷地内に、アイルランド最大規模の図書館、

科学館、生物博物館、カフェやレストラン、学生寮などがあります。

 

5月末から9月中旬の学生寮は、一般の人も泊まれるようになってます!

部屋の詳細、予約はこちら。

Summer Accommodation in Dublin City - Trinity College Dublin

 

その他、カレッジ見学ツアーもあり、けっこうオープンな感じです。

ガイドツアーの詳細はこちら。

Guided Tours - Visitors and Book of Kells

 

 

f:id:hito-k:20170724213014j:plain

(Photo: Wikipedia

 

芝生のエリアもたくさんあるので、

週末には、家族連れやカップルが寝転がって、のんびり過ごしてたりします。

なんか海外ドラマとか映画で、よく見る感じですねー

 

 

 

見どころ①「ケルズの書」

f:id:hito-k:20170724214704j:plain

(Photo: Wikipedia

 

トリニティカレッジの見どころと言えば、「ケルズの書(The Book of Kells)」

8世紀頃に制作された聖書の手写本で、

福音書(マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネによる福音書)が収められてます。

総ページ数680ページ、縦33cm、横24cmの牛皮製。

 

スコットランドのアイオナ修道院で、修道僧によって作られて、

その後アイルランドのケルズ修道院で完成したとして、この名前で呼ばれてるけど、

実際のところは、いまいち不確かなようです。

 

アイルランドの国宝」「世界で最も美しい本」って言われるだけあって、

人や動物、架空の生き物、ケルト美術にまつわる模様など、美しく描かれてます。

文字はラテン語、アンシャル体というカリグラィー書体で書かれてるから、

ページ全体が絵みたいにも見えます。

 

f:id:hito-k:20170724221017j:plain

(Photo: Medievalists.net)

 

f:id:hito-k:20170724221213j:plain

(Photo: Medievalists.net)

 

f:id:hito-k:20170724221257j:plain

(Photo: Medievalists.net)

 

f:id:hito-k:20170724221404j:plain

(Photo: Medievalists.net)

 

f:id:hito-k:20170724221438j:plain

(Photo: Medievalists.net)

 

余談ですが、スイスのファクシミリ・フェアラーク社で完全復元版が作られて、

過去に日本では、約220万円で販売されてたとか!

 

 

で、本物はと言うと、トリニティカレッジ正門から入って、

右の建物ぐるっと回り込んだところの展示場で見られます。

だいたい行列ができてるから、すぐにわかると思います。

 

2017年7月現在、チケットは大人€13、学割で€10。

詳細、オンラインチケット予約はこちら。

Book of Kells Tickets & Information - Visitors and Book of Kells

 

f:id:hito-k:20170724222827p:plain

(Photo: Trinity College Dublin)

 

展示場内は、写真撮影禁止です。

解説のボード、音声ガイドがあって、奥の部屋に本物が展示されてます。 

ケルズの書は、毎日1ページめくられるので、毎回違う絵を見ることができます!

 

 

 

見どころ②「図書館ロングルーム」 

f:id:hito-k:20170724224553j:plain

(Photo: Wikipedia

 

ケルズの書の展示をそのまま進んでいくと、この図書館に繋がってます。

ここは、フラッシュたかなければ、写真撮影OKです。

 

スター・ウォーズ に出てくるジェダイ・アーカイヴ」は、

この図書館をモデルにしてるそうです。

全然覚えてない私は、へーとしか言えない…笑

どっちかって言うとハリーポッターぽいなーと思いました。

 

f:id:hito-k:20170724230447j:plain

 

アイルランド最古のハープ「ブライアン・ボルーのハープ」も展示されてます。

 

 

このケルズの書、図書館の見学パンフレットは、日本語版もありますよー

 

f:id:hito-k:20170724231214p:plain

f:id:hito-k:20170724231444p:plain

(Photo: Trinity College Dublin)

 

 

その後は、おみやげコーナーに続いてます。

トリニティカレッジのTシャツとか、ケルズの書デザインのノートやスカーフとか。

 

f:id:hito-k:20170724232108j:plain

 

あと、この口もとホクロのクマ見つけて、

「きっとカレッジゆかりの有名人モデルにしてるんや!」

って、友達と盛り上がったんですけど、

他のクマ見たら、あごホクロ、泣きボクロ、ホクロなし……

ただ縫製のクオリティ低いだけでした。笑

 

 

 

ケルズの書情報 おまけ

f:id:hito-k:20170724233452j:plain

 

ケルズの書をモチーフにした長編アニメ映画、

「ブレンダンとケルズの秘密(The Secret of Kells)」

第82回アカデミー長編アニメ映画賞にノミネートされたこの映画が、

今年2017年7月29日より、日本で公開されるそうです!

 

少年修道士ブレンダンと、オオカミの妖精アシュリンの、

聖なる「ケルズの書」で世界に光を取り戻す、冒険ファンタジー。

 

デザイン性のある絵柄に、綺麗なカラー、映像的に楽しめそうですね。

 

 

 

 

 

 

最後になりましたが、

トリニティカレッジの位置情報とホームページURL載せときます!

 

Trinity College Dublin

Trinity College Dublin, the University of Dublin College Green Dublin 2, Ireland 

https://www.tcd.ie

 

 

20170603080526

ブログランキング・にほんブログ村へ